すると、冷たいものがわたしの鼻の頭に降ってきた。 何かと思って空を見上げると、空からは雪が降ってきていた。 そっか…。 ここは夢の世界なんだ。 夢の世界だから5月に雪が降ってもおかしくない。 そう思ってただ空を見上げていると、後ろから声が聞こえた。 わたしを呼ぶ、懐かしい声。 わたしが何よりも好きだった声。 『いらっしゃい。こけなかった?』