[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~




久本の言葉に少し肩が震える。



やっぱ、モテるのか…。
そりゃそうだよな。


優しくてよく笑う子がモテないわけがない。



志羽は封筒を開けて、中に入っていた手紙を読む。
そしてその手紙を再び封筒にしまい、言った。



「ちょっと、行ってくるね」



パタパタと小走りで志羽は教室から出ていった。


教室には生徒がほとんど…っていうか、俺と久本以外は誰もいない。
沈黙が流れるなか、小さく久本がつぶやいた。