「志羽、普通に細いじゃん」 足とか、細すぎじゃね?っていうくらい細い。 「そんなことないよ。下腹やばーい」 とケラケラ笑いながら志羽は言う。 よく笑う子だな、ほんと。 後ろ向きなことを考えることがほとんどないんだろうな。 人生をすごい楽しんでる感じだ。 「あっ……」 そう声が聞こえたと思うと、水筒がコロコロをバスの後ろの方から転がってきた。 その水筒はバスの一番前まで行って、壁にぶつかってから止まった。