[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~




わたしは靴箱から少し離れた場所にある武道場の方へ行き、武道場の出入り口の扉にすがった。



「志羽?クラス発表の紙見なくていいのか?」



わたしについてきた近江君がそう聞いてくる。



「見たいけどさ、見れる状況じゃないから。ちょっと待とうかなって思って」



「なるほど」



わたしの言葉に納得したのか、近江君はそう言ってうなずき、私の隣にすがる。


「……今年は何組かな」



「去年は何組だったんだ?」



「8組だったの。階段が一番遠くてね、寝坊したときすごく焦ったの」




だから今年は1組あたりがいいな。