[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





近江君が心配そうにわたしの顔を覗き込んでそう言った。


なんでそんな心配そうな顔をしているのかわからない。




「…昔、一番近くにいた人を思い出してた」



「そっか……じゃあ、よかった」



「え?」



何が良かったんだろう。
そう疑問に思い首をかしげると近江君は笑った。



「なんか、ちょっと寂しそうな顔してたからさ!!」



わたしは正直びっくりした。
優太のことを思いだす時、確かにわたしは少し寂しい気持ちになる。