朝の占い、当たってる……。 わたしは小さくため息をつきながら座席に座る。 バス停をふたつ通り過ぎた後、わたしの座っている座席のすぐ隣に立っている妊婦さんに気付いた。 お腹はまだ少ししかふくらんでないけど、カバンにはマタニティマークのついたキーホルダーがついている。 わたしはカバンを掴んで席から立つ。 「あの、ここ座ってください」 笑顔で言うと、妊婦さんは申し訳なさそうな顔をしたけど、勧め続けていると微笑んでお礼を言ってくれた。