[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





理人の心が詰まっている気がする。



「それがひかれなくてよかった。…そうだ、おばあちゃんのこと知ってるか?俺が突き飛ばしてしまった……」



「骨折、だって。でも全然元気って野次馬のおじさんが言ってた」



「そっか…よかった」



優しく笑った理人。

わたしはその理人に抱き付いた。



「いってぇ!!」



理人は叫んで、左手でわたしの背中を軽くたたく。

でもわたしは離してあげない。