[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~







「ごめんな、心配かけただろ?」





そう、理人の声がして。



頭が腕の中に抱え込まれた。




「ってぇ……右腕やられてさ…」



そう言って、わたしの頭を抱えていた腕のうち、右腕だけを離す。



「……ん、もの……?」



「えー?なんて言った?聞こえなかった」



「本物?」




わたしは彼の腕の中でつぶやく。