[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





「あははっそれもそっか!!」



優太の笑顔につられてわたしも笑う。
こういう優太と一緒に笑っている時間がすごく好き。




……言いたいな。

“好きだよ”って。




わたしにとって優太は特別。

だから学校が終わったら毎日のようにここまで来てる。

でも優太の気持ちがわからないから、わたしは一歩踏み出せずにいる。



「…このオルゴール、鳴らしていい?」


「あっいいよ!!」