「あははっそれもそっか!!」 優太の笑顔につられてわたしも笑う。 こういう優太と一緒に笑っている時間がすごく好き。 ……言いたいな。 “好きだよ”って。 わたしにとって優太は特別。 だから学校が終わったら毎日のようにここまで来てる。 でも優太の気持ちがわからないから、わたしは一歩踏み出せずにいる。 「…このオルゴール、鳴らしていい?」 「あっいいよ!!」