[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~






震える手で、カバンから携帯を取り出して電話に出る。



「は……い………」



『もしもし……雪音ちゃん?』



この声、誰の声?
るりかの声でも優里枝ちゃんの声でもない。

全く知らない人の声だ。

年長の人の声っぽいな……。




『……はじめまして。近江理人の母親です』




理人の……お母さん!?

わたしはビックリして、携帯画面を見る。