「おばあさんは無事だったよ。男の子に突き飛ばされたせいで腕を骨折してしまったようだが……でも、よく見えなかったが、男の子の方は……」 目の奥から熱いものがこみあげて、鼻の奥がツーンとする。 また、間に合わなかったの……? また、わたしは気持ちを好きな人に伝えられなかったの? 地面に座り込んで、顔を両手で覆う。 その時だった。 ♪~♪~♪~ わたしの携帯の着メロが聞こえてきた。