[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





わたしは野次馬らしきおじさんのそでを掴む。



「あのっここで事故っ…あったんですかっ……!?」




ずっと走っていたせいでうまく話せない。

おじさんは落ち着きなさい、と言ってわたしの頭をなでる。



落ち着けないよ……。



理人が事故に遭ったのかもしれないんだよ…。

理人も、どこかへ行っちゃったのかもしれないんだよ…。




「右折車が猛スピードで突っ込んできてな、おばあさんに手を貸していた男の子が、おばあさんをかばって引かれたんだ」



「え……」