わたしはふぅ、とため息をついてソファの上に置いてあった自分のコートとカバンを手に取る。 「じゃあ買ってくるね。そこにたくさん売ってると思う?」 「駅前の雑貨屋さんなんてどう?」 「あったくさんありそう」 駅前の雑貨屋さんにはいろんなものがある。 アクセサリーや文房具、傘や、簡単な服まで。 わたしはもうそこの常連さんだ。 店長さんにも顔も覚えられたし。 「じゃあ行ってくるね」 「気を付けてね」