[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





ふざけて言うと、優里枝ちゃんはクスクスと笑った。



「そうかもね?じゃあ、放課後に屋上って覚えててね!!」



それだけ言って優里枝ちゃんはトイレから出て行った。

それを言うためだけにトイレまで来たの?



わたしが教室に戻ってからでもよかったんじゃないかな。



「もしかして、雪音が近江君を好きっていうことに気付いて、決闘を申し込んだとか……?」



「ちょっとちょっと!!縁起でもないこと言わないで!!」




優里枝ちゃんと決闘とか、無理!!

わたしケンカしたこととかないし、柔道も空手もしたことがない。
絶対にわたしが負けるに決まってる!!