「あのね、お椀とかに雪を入れて固めるの。それに葉っぱを2枚差してウサギの耳にして、木の実で目と鼻をつけるんだ」 宙を見上げている理人。 きっと今どういう風になるか想像してるんだ。 「まあ、別にお椀を使わなくても、自分の手で形を作ったらいいんだけどね?」 「……なんとなく想像ついた」 雪が降ったら一緒に雪うさぎを作ろうっていう約束は、優太とも交わした約束。 でも、それは叶わなかった。 だから、理人との約束はちゃんと果たしたい。