[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





あ、俺抱き付かれてるのか……。



なんで俺、こんなに冷静でいられてるんだろう。

元カノに抱き付かれてるっていう状況なのに。





「優里枝」





少し声のトーンを低くして名前を呼ぶ。

離れてくれという気持ちを声に込めて。




「やだっ……お願い、もういっかい好きになって……」



「……ごめんな」






多分、俺はもう一生雪音以外の子を好きになれない。