初雪がもっと早く降っていればわたしは優太に気持ちを伝えることが出来ていた。



初雪が降る前に気持ちを伝えていれば、優太に幸せな時間を少しでもあげれていたかもしれない。






きっと今日降った初雪を、わたしは忘れない……。





「優太、優太の願い叶えられるかはわからない。でも、がんばるから」





優太がいない世界をがんばって生きるから。





優太が言ったような、私を愛してくれる人を見つけて、優太の願い通り世界一幸せになるから。