そう言って理人はわたしの側から離れ、電柱のもとへ行った。 本当は離れないでって言いたかったけど、その本音を押し殺す。 「おい、女子高生のストーカーして楽しいか?」 理人がそう言うと。 電柱の影から大学生くらいの男の人が飛び出した。 逃げていく男の人にあっというまに追い付き、理人はその人の腕をひねる。 「痛い痛い!!」 「当たり前だ。痛くしてるんだから」 とても冷たい声で理人は言う。