[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~






「最近誰かにつけられたり、見られてるような気がして……」



『…それっていつから?』



「夏休みが明けてから……でも、電柱の影に人がいるのは今日が初めて」




状況をある程度説明すると、理人は


『わかった。今すぐ行くから絶対に家にでないで。チャイムが鳴っても、雪音が俺の姿を確認するまでは絶対に外に出たらダメだからな』




「ごめんね、迷惑かけて……」



『バカ。迷惑とか思ってない。むしろ、頼ってくれてうれしいよ』




そう言って、理人は通話を切った。
わたしはギュッと携帯を握りしめながら理人が窓から見えるのを待つ。