[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~






だから、断言しなかったんだね。

わたしの話を聞くということを。




「分かってたから、昨日わたしに願いを言ったんだね……」





優太がわたしに託した、みっつの願い。
わたし、ちゃんと聞くって言ったもんね。



だからわたし、ずっと笑っているよ。
泣かないよ。




「がんばってくれて、ありがとう。お疲れ様」




そう言って、わたしは微笑んだ。
あふれ出そうになる涙を必死でこらえて。