[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





電信柱の影に誰かいる。



その人はまっすぐにうちを見ている。

わたしはリビングへ行き、お母さんに助けを求めようとしたけど。



「もしもし!!はい、はい……わかりました!!」



お母さんは仕事のことでとても大変そうで、声をかけられない。



肩を落として、自分の部屋に戻る。

そろそろ家を出ないとバスに置いて行かれちゃう。

もれなく遅刻コースだ。
遅刻だけは何がなんでも避けたい。