電信柱の影に誰かいる。 その人はまっすぐにうちを見ている。 わたしはリビングへ行き、お母さんに助けを求めようとしたけど。 「もしもし!!はい、はい……わかりました!!」 お母さんは仕事のことでとても大変そうで、声をかけられない。 肩を落として、自分の部屋に戻る。 そろそろ家を出ないとバスに置いて行かれちゃう。 もれなく遅刻コースだ。 遅刻だけは何がなんでも避けたい。