[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~






わたしね、理人と別れてから心に穴が開いちゃったみたいなんだ。
昨日家に帰ってからも夜ご飯を美味しいと感じられなくて。

朝起きても太陽の光がまぶしいなって思えなくなってるの。
まるで、心の一部をどこかに落としちゃったみたい。





「……本当はね……本当は、少しだけ後悔してるの……」





わたしは小さな声で言った。



わたしにたくさん優しさをくれる人を手離してしまったこと。

わたしに泣く場所をくれた人から離れて行ってしまったこと。

わたしに“好き”をくれた人に、つらい思いをさせたこと。




ちょっとだけ、後悔してるんだよ――…