[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





わたし、あんなに優しさをくれた人に謝らせちゃった。

本当に最低だ。



「わたし、今日いつも通りのバスに乗ってきたのにね、理人に会わなかった。…理人、きっとわたしを避けてるんだよ」



苦笑しながら言うと、るりかは眉を寄せた。



「それはないんじゃない?だって近江君は雪音のことが本気で好きで告白したんだから。本当に好きなら別れたからってさけたりしないでしょ」



「でも……」



わたしが反論しようとすると、るりかは私の頬をつねった。
い、痛い……。