[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





ギュッとこぶしを握り締めると、そのうえから理人がわたしの手をにぎりしめ、うつむいているわたしの顔を下から覗きこんできた。



「雪音、俺いつまでも待ってるから。俺が雪音にとっての2番目になる日を」



理人は優しく微笑んでいる。


まるで、わたしは何も悪くないよ、とでも言うように。




「雪音の1番は、きっと何年たっても【優太】だ。だから、俺は雪音の2番になりたい」



ポタッとひとしずく、涙がスカートの上に落ちてしみを作る。

なんで、そんなに優しいの?
なんで、そんなにわたしのことを想ってくれるの?