ギュッとこぶしを握り締めると、そのうえから理人がわたしの手をにぎりしめ、うつむいているわたしの顔を下から覗きこんできた。 「雪音、俺いつまでも待ってるから。俺が雪音にとっての2番目になる日を」 理人は優しく微笑んでいる。 まるで、わたしは何も悪くないよ、とでも言うように。 「雪音の1番は、きっと何年たっても【優太】だ。だから、俺は雪音の2番になりたい」 ポタッとひとしずく、涙がスカートの上に落ちてしみを作る。 なんで、そんなに優しいの? なんで、そんなにわたしのことを想ってくれるの?