[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





「……うん?」



「海で言おうと思ったんだけど、あまりにも雪音が楽しそうだったから言えなかった」



理人は苦笑しながらわたしの目を見る。


そして、理人は決定的な一言を言った。




「雪音、別れよう」




その一言は、わたしの決断と同じものだった。

わたしは理人の目をちゃんと見ることができず、うつむく。



「雪音、俺と付き合い始めてからつらそうな顔をするようになったんだ」



唇をかみしめ、理人の優しい声に耳を傾ける。