[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





しばらく遊んでからわたしは靴を履いた。


靴を履くために離した手を、また理人は握ってくれる。
理人、優しいなぁ……。


なんて前からわかり切っていることを思う。



「今からどこ行くの?」



「あー、こっから先は無計画」


「え!?」



「とりあえず海が見たかったからさ」



微笑みながら理人は言う。

じゃあ、わたしが行先を選んでもいいのかな?