しばらく遊んでからわたしは靴を履いた。 靴を履くために離した手を、また理人は握ってくれる。 理人、優しいなぁ……。 なんて前からわかり切っていることを思う。 「今からどこ行くの?」 「あー、こっから先は無計画」 「え!?」 「とりあえず海が見たかったからさ」 微笑みながら理人は言う。 じゃあ、わたしが行先を選んでもいいのかな?