「雪音に見つかったナマコはかわいそう……」 心の底から同情したような声で言う理人。 「こんな場所で寝てるのが悪いんだよ」 あ、また見つけた。 ゲシッとナマコをまた蹴飛ばす。 「……雪音、今日すごいご機嫌だな」 「そうかな?わたし、海大好きだから!!」 「名前は“雪”なのに?」 「それ。関係あるの!?」 ふたりでたくさん話して、わたしはひとりでナマコを蹴飛ばして。