[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





「雪音に見つかったナマコはかわいそう……」



心の底から同情したような声で言う理人。




「こんな場所で寝てるのが悪いんだよ」



あ、また見つけた。

ゲシッとナマコをまた蹴飛ばす。



「……雪音、今日すごいご機嫌だな」



「そうかな?わたし、海大好きだから!!」



「名前は“雪”なのに?」



「それ。関係あるの!?」



ふたりでたくさん話して、わたしはひとりでナマコを蹴飛ばして。