バスから降りて、しばらく理人の案内に従って歩いた先に広がっていたのは海だった。 「涼しい……」 「だな」 まだ海のシーズンじゃないから人も少ない。 結構ゆっくりできそうだ。 でも、理人がわたしを海に連れてくるって……。 「クッ……ハハッ!!」 突然笑い始めたわたしを、理人は不思議そうに見る。 「どうした?」