[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~




ひとりで食べるカレーは、なんだか味気なかった。

食器を片付けてから部屋に戻ると、携帯に理人から返信が来ていた。




「雪音と一緒に帰れてすごいうれしい……ありがとう……かぁ」




近江君からのメールを読み上げてみた。



ありがとうはこっちのセリフなのに……。


わたしは苦笑してから携帯をまた机に置き、ベッドに寝転がる。
どうしたらいいのかな……。



わたし、こんなに幸せな夢を見させてもらっていてもいいのかな……。
理人に好きになってもらって、理人にたくさん優しさをもらって。





こんなに幸せでいいのかな……。