[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





「どうしたの?」



「……いや、なんでもない。……志羽の考えてることって顔見たらすぐに分かるなって」



「え?」



わたしってそんなに考えてることが顔に出やすいのかな?



近江君は地面を蹴り、ブランコをこいだ。
わたしもそれにつられてブランコをこぎ始める。



「なあ志羽―」



「何―?」



ふたりの影が、ブランコの動きに合わせて揺れる。