「……ちょっと待ってね」 わたしはカバンの中から小さな花柄のポーチを出す。 よくコケてしまうわたしには必須アイテムだ。 わたしはそのポーチからばんそうこうを出して、その子の足に貼ってあげた。 「これでもう大丈夫。あっついでにあめ玉あげるよ」 ポケットの中からいちご味のあめ玉を出す。 それを小さな手のひらにおいてあげると、その子は満面の笑みを見せた。 「お姉ちゃん、ありがとう!!」 「いいえ。どういたしまして」