[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~




わたしはあわててその子に駆け寄る。



「大丈夫!?」



わたしはその子の脇の下に手をやり、立たせる。

ひざからは血が出ている。
とっても痛いはずなのに、その子は必死で涙をこらえていて。



その子を見て、ふと思った。



近江君から見たわたしって、この子と同じなのかな…って。



つらくても泣くのを我慢して、泣けなくて。
結局周りの人に心配をかけちゃう困った子。