[完結]初雪が降る前に~君がくれたもの~





ただ沈黙の時間が流れるのが嫌だっただけかもしれない。




「わたしの夢か……そうだな。大切な人を見つけて、その人と幸せになること」



「……それってさ、つまり【優太】の願いが叶うこと?」




そう聞くと、数秒だけ沈黙の時間が流れたけど、ちゃんと返事が返ってきた。



「ううん。これはわたし自身の願い。優太の願いとかは関係ない」



「……じゃあ今の志羽に大切な人はいるの?」




あ、見えた。



見つけたよ。
志羽の姿。