この前初めて過呼吸っていうのを経験した………


発作とはまた違う苦しさで……

息を吸いたいのに吸えなくて………


どうしたらいいのか分からなくて、パニックになった……


でも、ひな兄にどうすればいいのかを教えてもらって、少しだけ安心出来た。



それからは、大学にまた通える様になった。

でも………


一人で居ることが怖くなってしまった………


以前までは平気だったのに………

何だか悲しい……


一度一人でカフェに行こうとしたら、悠斗くんに止められた。

また何かあるといけないからって……


私ってやっぱり皆んなに迷惑をかける存在だな……



講義が終わってそんな事を考えていたら

「みぃちゃん?」

悠斗くんに声をかけれた。

「あ、悠斗くん……」

「どうしたの?」

「……………うん、ちょっと考え事」

「そっか………最近葵とゆっくり会えてる?」

悠斗くんの言葉に思い返してみる。


「そう言えば学校では会ってるけど、ゆっくりは会えてないかな……忙しいみたいだし……」


「そっか……何か悩みとかあったら俺でよければ聞くからね」

悠斗くんの優しい気遣いが嬉しい。

「ありがとう。私も悠斗くんの悩みいつでも聞くよ?」

私の言葉に驚いた顔をした悠斗くんは直ぐににっこり笑って、

「じゃぁ、お互い様だね」

「そうだね」

2人で笑いあった。