本当に この大都会の中から たった1人を探し出せるのか 不安ばかりだ…。 だけど 逃げるわけにはいかない。 逃げてしまったら 大切なものを失ってしまう。 そんな気がするから…。 休日 不本意ながら、昼過ぎまで寝てしまった俺が慌てて、出かける準備をしていると 「ちょっと来てー」と 母親の声が響いた。 母さんに関わると自分のペースを乱されてしまうから嫌なんだけれど 俺を呼ぶ声に段々と苛立ちが見え始めて 仕方なく 1階のリビングに下りていった。