望むものは全て与えられる代わりに、皇帝が望めばいつでも血を与えなければならない。 屋敷から出ることはおろか、部屋から出ることすら許されない。 ミサトも、同じ道を歩くはずだった。 母が、罪を犯してくれなければ。