我慢してくれているのは百も承知している。 「リュート、疲れたわ」 そう言って、腕をリュートに差し出せば、彼は躊躇なく私を抱きかかえる。 彼をこんなふうに変えてしまったのは、私。 私との契約で、彼は絶対的な力を手に入れた。