「おはよう」


翌朝、悠斗は何事もなかったように美沙の家にいた。


理由は違えど、お互いに一人暮らし。食事は分担して作ることにしていた。


「………お…おはよう」


昨日のことは夢だったのだろうか?


鏡で首筋を見れば、夢かどうかはっきりするはず。