家を出てコンビニに寄り、軽いご飯を買った。

そして由佳の家に向かい歩き出した。




由佳の家は僕の家とさほど遠くはない。
近くもないけど。


バスに乗って数分。
そこから徒歩で更に数分。

由佳の家に着いた。


チャイムを鳴らすとバタバタと言う音と共に由佳が出てきた。

「隆ちゃん!早いね!」

「ご飯は食べた?」

「ママが作ってくれた晩御飯があったから食べたよ。」

「出かける?」

僕が聞くと由佳は大きく頷いた。