歪な愛のカタチ

「おはよう、由佳」

僕が声をかけると、由佳はゆっくり瞼をあけた。

「隆ちゃん…おはよ…」

そう言って柔らかく笑った。


「由佳ありがとう。約束守ってくれて、一緒にいてくれて」

そう言うと由佳は首を横に振った。

「違うよ。私がいたかったから一緒にいただけ。隆ちゃんには私、私には隆ちゃんしかいないんだもん」


そう言って由佳は笑った。

「うん。由佳の言葉に僕はいつも救われてきた。ありがとう。」

「こちらこそ、ありがとう。」


そう言うと二人で顔を見合わせて笑った。

「隆ちゃん、今日さぼろっか?」


「さぼる?」


「どこか行こう、二人で」


「遠いとこ?」


「それもいいかもね」


そう言って触れるだけのキスをした。