愚痴を吐き出すカロンだったが、俯く小鳥を見て別の言葉を探した。
「あー……まあ、落ち込むな。飯食ってさっさと寝れば忘れちまうだろ」
そんな単純に忘れられる出来事ではなかったが、不器用な慰めの言葉にちょっぴり嬉しさを感じた。
(ありがとうございます…カロンさん)
心の中で感謝していると、いきなり大きなあくびをするカロン。
「ふぁあ…。もう九時だし、俺も寝るわ。オヤスミ」
(九時に、寝るの?)
「早寝、なんですね」
「は?九時だぜ?早くはねぇよ」
(そう…かな…?)
納得いかずに首を傾げていると、カロンが察して口を開いた。
「……あんたさ、なんか勘違いしてねぇ?今は朝の九時。夜の九時じゃねぇから」
「あ、朝!?」
「そ。俺達は朝に寝て夕方起きんだよ」



