EGOISTIC狂愛デジャ・ビュ



 一方、アルト達は情報収集ということで二手にわかれることにした。

そのため緑の軍服を纏うアルト、カロン、オーレリアンは青い軍服の白魔、フェオドールとは別行動で螺旋階段を上がっていた。

「ねえ、お前さ。ここの生徒だったんでしょ?心当たりとか全くないのかよ」

オーレリアンが怒り気味に言うとアルトは真面目な表情で「うーん」と唸った。

「ああいうドアを片っ端から開けていけばいつかは見つかると思うよ」

八階の廊下で立ち止まる。

アルトは真っ直ぐな廊下の突き当たりにある、絵の描かれた扉を指差した。

「タロットカードの絵が描いてあるドアがいっぱいあるんだ。そのどれかが当たりなはず!」

扉に近寄りながらアルトは続けた。

「俺が所属してた技能派クラスは逆位置の教皇だったよ。五階にあるやつ」

「これは…車輪?」

カロンが扉の目の前で首を傾げる。

「タロットなら運命の輪じゃない?」

オーレリアンの言う通り、その扉は運命の輪の逆位置だった。

「まあ、当たりがあるのは確実だけどさ。知らないドアは開けない方がいいよ。ハズレだと下手したら死――」

「あ?」

アルトの忠告は遅かった。

「もう開けちまったよ」という目でカロンがアルトを見る。

運命の輪の扉がカロンによって開かれた。

次の瞬間――。