漣の説明によると、誘拐された闇人の子供が人間達の間で高値で売買されているとのこと。
物好きなコレクターの間では闇人――吸血鬼は人気なのだ。
コレクター以外にも闇人の身体のつくりを研究したい、実験に使いたいといった声は多いらしく、金のために同族を人間へ売る裏切り者の闇人が近頃増えているようだ。
「俺様達の任務は裏切り者を捕まえて、そいつらのボスである人間を特定することだ。闇人相手なら警察でもいいが、姑息で嫌らしい手を使ってくる人間相手だから奴らの扱いに慣れている軍が動いている」
「事情はわかったけど、なんでお前らお化け屋敷でお化けやってんの?外で見回りしてた方が良くない?」
純粋な疑問を投げてみたルカ。
小鳥も同感らしくコクコクと頷いている。
すると、握り拳を作った漣が熱く語り出した。
「何を言ってる!遊園地で誘拐といったらお化け屋敷だろう!閉鎖的な空間に可愛い子を連れ込んで、あんなことやこんなことを…!」
「それ誘拐犯じゃなくてただの痴漢だろ!」
ルカの素早いツッコミにより「お化け屋敷=誘拐犯出現率100%」説はアッサリと否定された。



