「あれ?さっきのリア充死ねお化けじゃねぇ?」
白い着物を着たお化け役の男子をカロンがまじまじと見つめる。
「うわマジかよ!釘バット持ってるし!」
オレンジ色の髪をした釘バット所持者は羽織っていた着物をバサリと脱ぐと、ご自慢の凶器を肩に担いだ。
白い着物の下から現れたのは黒の軍服。
詰め襟のマークは赤の逆五芒星。
「昨日はどうも、クラヴィエ家の皆さん。僕は瀬女(せな)ルウト。肉体派クラスの戦闘部隊に所属してる」
ルウトと名乗った青年は瞳をギラつかせながら話を続けた。
「そいつは漣(さざなみ)。技能派クラスの奴だから、なよっちそうに見えて拷問のエキスパートだったりするよ。気をつけな」
「俺様は技能派の諜報部隊だ!拷問部隊ではない!」
カロンに掴まれたままの彼、漣が吠える。
よく見ると漣の逆五芒星は緑色だった。
(所属クラスによって色が違うのかな?)
小鳥が呑気にそんなことを考えていると、カロンが目を丸くした。



