何をしているのか気になり尋ねると、ルカはとんでもない結論を出していた。
「仕方ないから……扉をぶっ壊す!!」
握り拳を木戸に向け、構える。
「だ、ダメですよルカくん!物を壊しちゃ!わ、私が…手を入れます!!」
覚悟を決めて宣言した小鳥はズボッと木箱の穴に手を突っ込んだ。
瞬間――。
「ひうっ!!」
「小鳥!?」
「どうした?」
「ううっ…な、何かに手をつかまれ――きゃ!?」
突っ込んだ手が撫で回された。
小鳥が短い悲鳴をあげると、木箱の中から男性の声がした。
「ん?この滑らかさ……女子の手か。甘そうだな」
「へ…?」
次の瞬間、ペロリ。
箱の中で小鳥の手が舐められた。
「な……なめ、舐め、ら……い、いやぁああっ!!気持ち悪いぃ~!!」
傍観していたルカとカロンは涙目の小鳥に反応し、すかさず行動に移った。
額に青筋を浮かべ、ボキリと拳を鳴らす。
「「中にいる奴、ぶっ殺す」」



