「ダメ!今日はこれから俺が小鳥を独占すんの!小鳥、今から一緒に遊園地行かない?」

「遊園地!?あるんですか?」

「もちろん」

遊園地にも行ってみたい。

どちらを選ぼうか小鳥が迷っていると、カロンが小鳥の頭を「よしよし」と撫でた。

「俺のライブ、三時からだから。それまで遊んでても平気」

現在の時刻は八時。

「……遊園地に行ってて間に合いますか?」

「大丈夫だよ。このライブ会場と遊園地ってすぐ近くだから」

小鳥の持つチケットを覗き込んだルカは、会場の場所を確認するとニッコリ笑顔。

ならば問題ない。

こうして小鳥の今日の予定が決定した。