「お前、さっきからルカばっかり見てるよね。気にしてんの丸わかり」
ならわざわざ質問しなくてもいいじゃないか、意地が悪い!なんて小鳥は言わない。
彼女はただ素直に頷いた。
「気に、なっちゃうんです…」
「ハァ……最悪だね。あんな犬のどこが良いんだか」
「ルカくんは犬じゃありませんよ!」
「犬だろ。お前に尻尾を振りまくるバカ犬。ホント、見ててイラツク」
銀の仮面を手で弄びながらオーレリアンはギロリと小鳥を睨む。
「お前もお前だよ。ルカの甘い言葉にすぐ赤くなったりしてさ。マジでウザイ。……僕の言葉じゃ全然反応しないくせに」
「え…」
少し引っ掛かる物言いに小鳥がオーレリアンの顔を見る。
すると彼はパッと視線をそらし、躊躇いに躊躇ってから恥ずかしそうに囁いた。
「……さっきの……メスブタにしては可愛いって……本心だから」



