「オーレリアンさん…?どこに…?」
連れて来られた場所は広間の端っこ。
小鳥が逃げようとしていた場所だ。
「運がいいな、お前。僕も今は壁に張り付いていたい気分なんだ」
酷く疲れた表情で壁に寄り掛かるオーレリアン。
「苦手、なんですか?こういうパーティー」
「うん……嫌い。他人に愛想とか…振り撒けないし。楽しくもないのに笑顔とか作れない」
いつも大人びている彼だが、今みたいな発言を聞くとやはりまだ子供なのだなと感じる。
小鳥は同意も否定もせずにオーレリアンの隣で壁に寄り掛かった。
二人でボンヤリと広間の中心を見る。
(ルカくん…)
小鳥の目は自然とルカの金髪を追っていた。
彼は今、背中が大きく開いたセクシー系ドレスを着ている女性に迫られている。
(あっ…ルカくんの腕に…擦り寄ってる)
ルカは真っ赤になりながら離れようとしているみたいだが、なかなか上手くいかないらしい。
(早く離れてくれないかな…。…なんだか、とても…)
――不快
「ルカが気になる?」
不快感を自覚したのとほぼ同時にオーレリアンから質問を受けた。
小鳥は我に返って質問の意味を考える。



