彼が今どこへ行ってきたのか、謎が明かされた。
小鳥が苦笑して言葉を探していると…。
「それより、背中は大丈夫かい?」
心配げな表情で顔を覗き込まれる。
「あ…はい。まだズキズキしますけど…動けない程じゃ…」
「……あの時、どうして俺を庇ったんだい?それに君が戻ってきた理由は?あの場にいたのは偶然なのかな」
「戻って来たのは偶然でした。カードを返そうと思って…。前回白魔さんから頂いたカードが私のお財布に入っていたので、忘れる前に静理さんのを返そうと…」
「そっか…」
「庇った理由は……わかりません。咄嗟のことで…気づいたら身体が動いてました」
「……そっか。咄嗟に、ね…」
納得した様子で繰り返すと、静理は苦笑の表情で視線をさ迷わせた。



