「当たり前だろう。母様は誰よりも綺麗なんだよ。身体も、心もね」
言いながら彼は柩の蓋を閉めた。
そして、それをMRIのような機械に入れてしまう。
「この機械は…?」
「母様の身体を冷凍保存させておくための機械」
機械の蓋も閉めてしまうと、先程まで足元を這っていた冷気が感じられなくなった。
「これでわかった?僕がなんのためにクローン研究をしているか」
オーレリアンの質問を考え、小鳥はハッと口元を押さえる。
「……もしかして、お母さんを…?」
「そう。母様を蘇らせるために、死者のクローンを研究してるんだ」
目を閉じるオーレリアン。
彼は自嘲気味に笑った。
「母様が死んだのは……僕のせいだから」
俯いた彼は、今にも泣き出してしまいそうな程、弱々しく感じられた。
そんなオーレリアンを初めて見た小鳥は目を見開く。
(オーレリアンさんらしくない…)
いつもの強気な態度はどこへ行ってしまったのだろう。
今の彼は傷ついた様子でうなだれている。
(なんだか…見ていられない…)
毒舌が酷くても、元気な彼の方がいい。
そう思った小鳥は恐る恐る口を開く。
「落ち込まないで下さい…。自分を責めるのは…よくないですよ」



